● 更新:2017年09月25日(月)


#004  「“かれんさん” ゲームで遊ぶ」


 

 “かれんさん”がやってきてから1ヶ月が経ち、だいぶウチに馴染んできました。

 そんな“かれんさん”が暇そうにテレビを見ているので、
 今回は昨日まで「東京ゲームショウ 2017」が開催されていたこともあり、
 ウチでも“かれんさん”に ゲームを楽しんでもらう ことにしました。

 そのゲームとは、スマホや家庭用ゲーム機ではなく…

 

 自作のアーケードゲーム機です。

 

 これは前回のトイレと同様にDIYで自作したゲーム筐体で、
 いわゆる“JAMMA規格”などの業務用アーケードゲーム基板ベースではなく、
 普通のWindows PCで動くゲームエミュレーター「MAME」(メイム)をベースとしています。

 

 実はこのPCには、
 アーケードビデオゲームが世の中に誕生した1970年代〜2000年代の約40年に渡って、
 駄菓子屋やゲームセンターなどで稼動していた、
 約8500タイトル(現時点)のレトロアーケードゲームのデータが入っており、その全てがプレイ可能です。

 

 じゃあ、かれんさん。
 個人的にお気に入りのゲーム「ルナランダー」からプレイしてみようか。

 

 このゲームは、1979年にアメリカのゲームメーカー「ATARI」が制作したゲームで、
 1969年7月16日に月面着陸に成功したとされるアポロ11号をモチーフとしています。

 着陸艇を十字レバー(オリジナル筐体は左右のレバー)で操り、
 加減速用のブースター噴射をボタン(オリジナル筐体はスロットルレバー)で調整して、
 月面の決められた地点に上手く着陸させるというゲームです。

 

 オリジナル筐体の画面はブラウン管によるベクタースコープなので、
 この液晶ディスプレイではオリジナル独特の発光表示画面は表現できていませんが、
 滑らかな動きはちゃんと再現されています。

 

 おぉ〜、かれんさん上手い上手い!

 

 もうすぐ着陸…

 

 っと、思ったら着陸艇の勢いが強すぎて残念ながら失敗…
 (ブースターの調整はかなりシビアで結構難しいです)

 

 う〜ん、ルナランダーは単色のワイヤーフレームでBGMも無いから、かれんさんがプレイするには確かに地味すぎたかな…。
 (音はブースターの噴射音しか入ってないです)

 

 では、少し時代を戻してコレなんかどう?

 かれんさん : 「さっきとあまり変わらないような…」

 当時、日本を揺るがすほどの大ヒットゲームだったんだけどなぁ〜

 

 じゃあ、もっと時代を戻して…

 かれんさん : 「あっ、ちゃんと色が付いて少し進化しましたね」

 

 これは、地上と空中の敵を別の武器で攻撃するというシューティンゲーム界に革命を起こした名作ゲーム「ゼビウス」だよ。

 かれんさん : 「へぇ〜、それはスゴイですね」

 

 こっちは同じコンセプトでデザインをカラフルでポップにしたゲーム「ツインビー」。
 ベルの色による自機のパワーアップシステムが斬新だった人気シリーズだったんだ。

 かれんさん : 「確かに自機のデザインが可愛いです」

 

 可愛い世界観のシューティングゲームと言えば、このゲームも外せないな。

 かれんさん : 「自機だけじゃなく、敵も可愛いですね」

 

 そしてコレは個人的にゲーセンでやりこんだ「達人」っていうゲームなんだ。

 かれんさん : 「じゃあ、少しやってみます」

 

 このゲームは難易度は低いけど完全な“覚えゲー”だから、初心者には難しいかな…。

 

 こっちの続編(達人U)のほうが自機の武器が強力だから簡単かも。

 

 かれんさん : 「これは攻撃が派手で爽快感があって楽しいですぅ〜」

 

 爽快感があるシューティングなら、このゲーム「レイフォース」もオススメだよ。

 

 遠くにいる敵に照準を合わせてロックオンすれば、まとめてレーザーが自動追尾する「ロックオンレーザー」が気持ち良いんだ。

 かれんさん : 「じゃあ、このゲームも少しやってみます」

 

 この時代になると、デモ画面の演出もこだわって作られるようになったんだ。

 かれんさん : 「確かに少し映画みたいですね」

 

 かれんさん : 「うわぁ〜、宇宙の奥行き感がスゴイですぅ〜」

 

 そしてこれは「レイフォース」から約2年半後に稼動をはじめた悲運のゲーム「蒼穹紅蓮隊」。

 

 「蒼穹紅蓮隊」はロックオンレーザーを用いたゲームシステムが「レイフォース」と似ていたり、
 大きな明朝体のフォントを用いた演出が、ゲーム開発時期に放映していたアニメ「エヴァンゲリオン」に似ていたりと、
 様々なパクリ疑惑が掛けられたゲームマニアには有名なゲームです。

 しかし、ゲームがほぼ完成したロケテスト時点では未だ「エヴァ」は未放映だったため、
 少なくとも「エヴァ」に関しては潔白であると言えるでしょう…。

 

 そしてこれが「蒼穹紅蓮隊」の1ヶ月前に稼動を始めた「レイフォース」の正当な続編「レイストーム」です。
 「蒼穹紅蓮隊」と「レイストーム」、両作品ともグラフィックと演出が素晴らしい作品ですよ。

 

 じゃあ かれんさん、
 次は2017年の現在でも ”最高難度の弾幕系シューティング” の1本として挙げられる「怒首領蜂 大往生」をプレイしてみようか。

 

 かれんさん : 「うわっ、敵の弾が多い上に速くて瞬殺です…」

 

 かれんさん : 「でも負けませんっ!!」

 

 超難関ゲーム「怒首領蜂 大往生」に挑む かれんさん…。
 こうして見ると、ゲームで遊ぶ女児にしか見えないですね。

 

 

 かれんさん : 「………。」

 
 

 かれんさん : 「さて…」

 
 

 かれんさん : 「えいっ!」

 「怒首領蜂 大往生」を早々に諦め、
 「セーラームーン」のベルトアクションゲームを楽しむ“かれんさん”なのでした…。



 ※ 今回は撮影の関係(ボタン押しっぱなしでも様になる)で、シューティングゲームをメインで取り上げましたが、
   この自作ゲーム筐体のPCには あらゆるジャンルのゲームを収録しています。
   次回はその膨大な収録ゲームの内容を含め、このDIYで自作したゲーム筐体についてレポート致します…。


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