● 更新：２０１８年０５月０７日（月）

＃０２１　 「“かれんさん”キャンプをする」

かれんさん：「みんな楽しそうですねぇ〜♪」 　 　 　かれんさん：「あっ、カレーめん！」 　 　 　かれんさん：「この時間にコレはヤバイです…」 　 　 　かれんさん：「とっても美味しそうに食べますねぇ〜♪」 　 　 　 　かれんさん：「全１２話を見終わっちゃいました…」 　 　かれんさん：「アニメの“一気鑑賞”は見応えがありますね」 　１クール（約１２話）の作品ならいいけど、 　２クールや４クールの作品で“一気鑑賞”やったら８時間とか１６時間とか掛かるから、見応えがあって楽しいけど結構疲れるよ。 　かれんさん：「そりゃ そうでしょうね…」 　 　 　かれんさん：「それにしても、たくさん出てきた料理が美味しそうでしたね♪」 　確かに。 　 　 　屋外で食べる料理はキャンプの醍醐味だから、作品でも丁寧に描いてるんだよ。 　かれんさん：「なるほどです」 　 　 　かれんさん：「かれんもキャンプしてみたいなぁ…」 　じゃあ、やってみる？ 　 　かれんさん：「えっ！？ キャンプが出来るんですか？」 　ちょうどゴールデンウイークだし、早速 明日やろうか。 　かれんさん：「ハイ！」 　 　 　かれんさん：「どうも、かれんです」 　　　　　　　　 　かれんさん：「今日はキャンプをするので、それに相応しい服を着てみました。　どうでしょう、似合ってますか？」 　 　かれんさん：「ところで おじさま、キャンプはどこでするんですか？」 　 　ココだよ。 　かれんさん：「ココって、ベランダですよね」 　　 　　 　最近は自宅のベランダやルーフバルコニーでキャンプをするのが流行ってるんだよ。 　『アウトドア リビング』とか『ベランピング』とか、呼び名が色々あるけどね。 　かれんさん：「へぇ〜、そうなんですか」 　 　じゃあ準備しようか。 　かれんさん：「はい！」 　 　まずはアウトドアらしく、芝生のマットを敷き詰めて…。 　かれんさん：「一気にお庭みたいになりましたね」 　 　お次はテントの設営だよ。 　 　かれんさん：「えっ、ベランダにテントを張るんですか？」 　やっぱりテントがあった方が雰囲気が増すでしょ。 　かれんさん：「確かにそうですね」 　 　では、ボトムシートを敷いて… 　 　その上にテント本体を広げて… 　 　骨組みのポールを連結させて… 　　　　　　　　 　ボトムシートとテント本体に付いている４隅のエンドピンにポールを通して… 　 　自立したポールにロープを巻きつけてフックに引っ掛ければ、ハイ 完成！ 　 　かれんさん：「うわ、３分で完成しました」 　 　コレは以前、登山やバイクのツーリングの時に使っていたソロ用のテントなんだ。 　かれんさん：「それでこんなに小さいんですね」 　 　この『メスナーテント』は、８０００ｍを越える峰（全１４座）を完全無酸素で登頂するという、 　人類史上初の偉業を成し遂げたイタリア人の登山家『ラインホルト・メスナー』が、 　日本のアウトドア用品会社『ニッピン』（日本用品株式会社）へ開発を依頼して誕生したテントなんだよ。 　かれんさん：「へぇ〜 それは何だか凄そうですね」 　 　８０００ｍ級の登山の為のテントだから、軽量なのはもちろん、暴風に耐える耐久性や、 　どんな過酷な場所でも素早く設置できる設営システムなど、メスナー氏の多くの要望に応えて誕生したんだ。 　かれんさん：「だから３分で完成したんですね」 　そうだよ。 　メスナーテント独自の吊り下げ式設営システム『ドライエッケン』は、 　極寒の山の中で分厚い手袋をしていても素早く設営できるように考えられているんだ。 　ほら、８０００ｍ級の登山と言えば、テントの設営に手間取ったら死に直結する極限の現場だからね。 　かれんさん：「確かにそうですね…」 　ちなみに『メスナーテント』が誕生した１９７８年以降、 　メスナー氏はずっと『メスナーテント』を持参して、８０００ｍ級の登山記録などに挑戦し続けたんだよ。 　かれんさん：「凄そうじゃなくて、本当に凄いテントだったんですね」 　 　じゃあ、中を見てみようか。 　かれんさん：「入口には虫除け用のネットがちゃんと付いてるんですね」 　虫はどこにでもいるし、テントには換気が必要なんだ。 　 　かれんさん：「１人用というだけあって、中はやっぱりコンパクトですね」 　 　床面積は１ｍ×２ｍ。 　装備の量にもよるけど、１人なら十分快適に過ごせる広さだよ。 　 　それに必要以上に広くしても、荷物の大きさや重量が増えるし、耐風性も下がるからね。 　かれんさん：「なるほどです」 　 　入口の反対側には、風を通しやすいようにベンチレーター（換気口）が付いているんだ。 　かれんさん：「こっちにもちゃんと虫除け用のネットが付いてますね」 　 　もちろんテント内は火気厳禁だよ。 　かれんさん：「テントが燃えたら大変ですもんね…」 　 　じゃあ、テント内を快適に過ごせるようにマットを敷こう。 　 　まずは低反発マットを敷いて… 　 　その上にエアマットを… 　 　更に寝袋を広げれば… 　 　快適な寝床の完成だよ。 　 　かれんさん：「確かにコレは快適です♪」 　かれんさん、寝るにはまだ早いよ…。 　 　テントが出来たら、次はイスとテーブルだね。 　 　組み立てたら… 　 　テーブルにクロスを敷いて小物を設置。 　 　はい、ベランダのキャンプサイトが完成したよ。 　かれんさん：「わ〜い、凄いですぅ〜♪」 　　　　　　　　 　かれんさん：「このイス、とっても座り心地が良いです☆」 　 　かれんさん：「これなら読書も進みますね♪」 　 　それより もうお昼だから、読書は後にして昼食にしよう。 　かれんさん：「はい」 　 　…と言っても、マンションの規約でベランダで火は使えないんだよね…。 　 　…という訳で、電気ケトルを使用。 　 　かれんさん：「あっ、カレーめん！」 　申し訳ないけど、お昼はコレで…。 　かれんさん：「昨日アニメで見た時から食べたかったので、とっても嬉しいです☆」 　 　かれんさん：「いただきま〜す♪」 　 　かれんさん：「う〜ん、とっても美味しいですぅ〜♪」 　こうしてベランダでのキャンプを楽しむ“かれんさん”なのでした…。 　【 ＥＮＤ 】 　〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 　 　今回はキャンプを楽しむ“かれんさん”をお伝えしましたが、いかがだったでしょう？ 　 　個人的には久々にテントを出して、いろいろ点検できたので ありがたかったです。 　 　一応フライシートをテントに被せてみたのですが、やはりペグを打たないとダメなので諦めました…。 　 　それにしても、テント内で“かれんさん”が横たわる姿は、我ながら少しシュールでした…。 　 　原因は顔の角度の問題なので、顔を隠したら かなり自然な感じになりますよ。 　　　　　　　　 　アニメ『ゆるきゃん』のネタの為とはいえ、 　せっかくのキャンプなのに昼食が“カレーめん”だけとは、“かれんさん”に少し可哀想なことをしましたね…。 　 　なので、夕食には大きいステーキを用意しました。 　 　もちろんベランダで火は使えないので、調理は台所で行っています。 　 　メニューは特大ロースステーキと温野菜サラダです。 　 　かれんさん：「いただきま〜す♪」 　 　かれんさん：「う〜ん、美味しいですぅ〜♪」 　 　そして今夜はテント泊。 　 　かれんさん、おやすみなさい…。 　 　良い夢を…。 　※　次回は“かれんさん”が運動会を頑張ります。 　 　●　トップページへ戻る