クロと旅する 3
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※ イメージ画像です… ※ イメージ画像です… クロ:「聖地で飲む1杯のコーヒーはマジ最高だみャ〜♪」 トロ:「その“ラビットハウス”のコーヒーカップ、一体どうしたのニャ?」 クロ:「昨日 コルマールのお土産屋で… ってオイ! コルマールで売ってるわけないだろ」 クロ:「当然、日本から持ってきたんだみャ」 トロ:「今回は色々と持ってきてるんですニャ〜。 それで荷物が多かったんじゃないのかニャ」 クロ:「ギクリ…」 クロ:「でも どうしてもこのコーヒーカップでコルマールの朝を迎えたかったんだみャ」 トロ:「確かにこの聖地で使うのが一番“ふさわしい”コーヒーカップかもしれないですニャ」 クロ:「やっぱそう思うだろ。 飲み馴れた美味い“ネスプレッソ”を“ラビットハウス”のカップに注いで聖地“コルマール”で味わう…。 これはオレっちにとって至福の1杯だみャ♪」 クロ:「さぁ、コーヒーが冷めないうちに、コミケの“ココアクッキー”と 昨日“ラビットハウス”もとい、“au Chasseur”から持ち帰った“クッキー”を頂くみャ♪」 トロ:「これが朝食代わりですニャ」 クロ:「どうせパリへ向かう車中で何か食べるから、朝は控えめで済ますみャ」 トロ:「なるほど」 クロ:「それじゃあ、コレを食べたらパリへ出発だみャ!」 トロ:「了解ですニャ!」 トロ:「一晩だけだったけど、お世話になりましたニャ」 クロ:「オレっちだって、本当は2泊したかったんだけどみャ…。 そういうわけで、また来るみャ〜♪」 トロ:「やっぱりトロもついて来ますニャ〜♪」 クロ:「おや、昨日は気付かなかったけど、こんなところに“バルトルディ”の銅像が立ってるみャ」 トロ:「“自由の女神”を作った人でしたニャ」 クロ:「おっ 今回はちゃんと覚えてたみャ」 トロ:「よく見たら、小さい“自由の女神”も立ってますニャ♪」 クロ:「ホントだみャ。 コルマールにはバルトルディ”の美術館があったから、見ていきたかったんだケドみャ〜」 トロ:「コルマールにはまだまだ観光スポットがあったんですニャ。 これはホントにまた来るしかないですニャ〜」 クロ:「どうせ来るなら やっぱクリスマス時期がいいケド、ちょっと厳しいみャ…」 トロ:「この立派な建物は何ですニャ?」 クロ:「これは“コルマール裁判所”だみャ」 トロ:「へぇ〜 装飾が細かくて宮殿みたいな建物ですニャ〜」 クロ:「おっ 駅が見えてきたみャ」 トロ:「おや、交差点にホテルの案内板がありますニャ」 クロ:「反対側から来たから“信号待ち”しないと気付かなかったみャ」 トロ:「ちゃんとトロたちが泊まったホテルも書いてありますニャ」 クロ:「ホントだ、上から3つ目だみャ」 トロ:「それにしても、今日も快晴で実に気持ちが良いですニャ〜♪」 クロ:「今回の巡礼は天気に恵まれて、ホントに助かるみャ」 トロ:「最後までこの天気が続くと良いですニャ」 クロ:「チケットは既に持ってるから、飲み物でも買いにいくみャ」 トロ:「ところでトロたちは何時の電車に乗るのニャ?」 クロ:「“ストラスブール”行きの快速電車が来るのは10時06分だみャ」 トロ:「なんだか長閑な光景ですニャ〜」 クロ:「そうだみャ」 クロ:「時間通りにオレっちたちが乗る電車が来たみャ」 トロ:「失礼かもしれないけど、意外と時間に正確ですニャ」 クロ:「天気と同じく、正確なダイヤでホントに助かるみャ」 トロ:「この駅でTGVへ乗り換えるんでしたニャ」 クロ:「そうだみャ」 トロ:「昨日はスグに乗り換えたけど、今日もそうなのニャ?」 クロ:「コルマールへ行くのはローカル線だからスグに乗り換えたケド、 日本で購入したTGVのチケットは時間予約制だから乗る列車が決まってるみャ」 トロ:「それじゃあ、何時のTGVに乗るんですニャ?」 クロ:「11時42分の“パリ東駅”行きだみャ」 トロ:「今が10時45分だから1時間近く空きますニャ」 クロ:「時間に余裕があるから駅の外へ出てみるみャ」 トロ:「なんと!? 駅がガラスのドームで覆われてますニャ」 クロ:「思ったより大きいドームだみャ〜」 トロ:「一体どうなってるのか、お外に出て見てみるニャ」 トロ:「駅舎がスッポリ覆われてますニャ」 クロ:「間近で見ると結構迫力があるみャ」 トロ:「やっぱり理由があるんですニャ」 クロ:「その昔、ストラスブール駅には元々TGVが乗り入れてなくて、それほど利用客がいなかったんだみャ。 ところが2007年に“ドイツ”“スイス”“イタリア”などに近くて立地の良かった “ストラスブール駅”にTGVが乗り入れることが決まって、 これまでより駅の利用客が格段に増えることになったんだみャ」 トロ:「それって、喜ばしいことじゃないのニャ?」 クロ:「実は“ストラスブールの駅舎”は19世紀に建てられた100年以上も前の建物で、 1984年に“歴史的建造物”に指定されてたから、いくら駅の利用客が増えるといっても、 “歴史的建造物”を保存する為に 駅舎の増改築は一切出来なくなってたんだみャ」 トロ:「なるほど、それは大変ですニャ…」 クロ:「そこで考え出されたのが、駅舎ごと“ガラスドーム”で覆って、 駅舎前のスペースを“利用客が行き交う巨大ホール”にするというアイデアだみャ」 トロ:「確かにそれなら駅舎も保存できるし、利用客が増えても対応できますニャ。 そのアイデアを考えた人は、とっても頭が良いですニャ〜」 クロ:「アイデアを出して“ガラスドーム”をデザインしたのは フランスの女性建築家“ジャン・マリー・デュティヨール”だみャ」 トロ:「へぇ〜 コレを考えたのは女の人だったんですニャ。 そう聞くと“ガラスドーム”の丸みが、女性的な感じがしますニャ」 クロ:「“ジャン・マリー・デュティヨール”は世界中の鉄道の駅をデザインしている駅のプロなんだみャ。 そんな彼女はこの“ストラスブール駅”のデザインで、 鉄道関連の国際デザイン コンペティション“ブルネル賞”を獲得しているみャ」 トロ:「世の中にはエライ人がたくさんいるんですニャ〜」 ※ 本当なら駅から徒歩3分の“ストラスブールの歴史地区”を巡礼したいところでしたが、荷物が多くて断念しました…。 しかし帰国後に確認したところ、1番線のホームにコインロッカーが新置されていたようです。 しかも日本語表記の使用方法も掲示されてるそうなので、これから巡礼に行かれる方は活用してみて下さい。 トロ:「それにしても 駅前の建物は全部ホテルですニャ…」 クロ:「TGVだけじゃなくて、ここから“ストラスブール国際空港”も近いから宿泊客も多いんだみャ」 トロ:「じゃあ、お昼ゴハンも買ったし、そろそろTGVのホームへ行きますニャ」 クロ:「5番線みたいだみャ」 トロ:「トロたちが乗るのはこのTGVですニャ」 クロ:「今回も定時で出発! 助かるみャ〜」 トロ:「やっぱり動き出して数分経つと、一面が田園地帯ですニャ」 クロ:「ホントだみャ〜」 トロ:「なんかお昼を食べたら眠くなってきちゃったニャ…」 クロ:「もう今日は4日目だし、疲れが溜まってきたんじゃないかみャ…。 そんなことを言ってるオレっちも…、なんだかウトウト……、してきたみャ………」 トロ:「昨日通ったところまで戻ってきましたニャ〜♪」 クロ:「オレっちはTGVで仮眠したら、元気が戻ってきたみャ♪」 トロ:「トロも眠気がとれてスッキリしたニャ♪」 クロ:「そういうわけで、みんな復活して“パリ東駅”に到着だみャ」 トロ:「先ずはやっぱりホテルへチェックインですかニャ」 クロ:「その通り、荷物を置いて身軽にならなきゃ何もできないからみャ」 トロ:「それではホテルへ…」 クロ:「レッツゴーだみャ!」 トロ:「ここからホテルまでどうやって行くのニャ?」 クロ:「ちょうど“パリ東駅”からホテルの最寄駅まで“メトロ”(地下鉄)で行けるから、それで行くみャ」 トロ:「ここが地下鉄の改札口ですニャ」 クロ:「改札の横にある券売機で切符を買って、向かうのは“7番線”だみャ」 トロ:「了解ですニャ!」 トロ:「ここがホテルの最寄り駅なのニャ?」 クロ:「そうだみャ、とにかく地上へ出てみるみャ」 トロ:「おぉ〜!」 トロ:「さすがパリ、地下鉄の出入口のデザインが実に斬新ですニャ♪」 クロ:「アレはメトロの開通100周年を記念して2000年に設置された芸術作品だみャ」 トロ:「じゃあ、パリの地下鉄の出入口が全部あんな風になってるわけじゃないんですニャ」 クロ:「ココだけに設置された唯一の作品だみャ」 トロ:「そんな貴重なところから地上に出てきたとは嬉しいですニャ〜」 クロ:「ちなみにコレはフランスの芸術家“ジャン・ミシェル・オトニエル”の作品で、 タイトルは“Le Kiosque des Noctambules”(夢遊病者のキオスク)だみャ」 トロ:「えっ? それって一体どういう意味ですニャ?」 クロ:「直訳すると“夢遊病者の仮説小屋”ってことになるみャ。 オレっちも詳細は分からないケド、赤いドームが“日”を、青いドームが“夜”を表現してるらしいみャ」 トロ:「意味は分からなくても、カラフルなガラス玉がとってもキレイですニャ〜♪」 クロ:「芸術って難しいみャ…」 クロ:「ハイ到着!」 トロ:「えっ!? まだ30秒しか歩いてないニャ」 クロ:「ココが何処へ行くにも超便利な“パリ8区の一等地”に立つ 5つ星ホテル“シタディーヌ・スイーツ・ルーブル・パリ”だみャ〜♪」 トロ:「確かに駅から徒歩30秒とは便利ですニャ」 クロ:「便利なのは駅だけじゃないんだケドみャ…。 まぁ それは後で体感するとして、まずはチェックインだみャ」 トロ:「そうですニャ」 クロ:「ちなみ1階角部分はテナントになっていて、 ホテルの入口は“リシュリュー通り”沿いの建物の側面にあるから覚えとくみャ」 トロ:「ホテルの名前や5つ星ホテルのプレートがちゃんと出てますニャ。 ホテルの入口ってココですニャ」 クロ:「そうだみャ。 ホテルの扉はオートロック式の自動ドアになってるから、セキュリティーも万全だみャ」 トロ:「それは安心ですニャ♪ でもトロたち まだカギを持ってないないけど、どうやって中へ入るのニャ?」 クロ:「扉の横にあるインターホンでフロントを呼べば入れてくれるみャ」 トロ:「なるほど」 クロ:「“ボンジュール♪ ジェ レゼルヴォ オ ノン ドゥ クロ”だみャ」 (こんにちわ♪ 予約しているクロだみャ) トロ:「おっ、ちゃんと開きましたニャ」 トロ:「思ったより小さいロビーですニャ」 クロ:「客室数 全51室の小さなホテルだから、広くする必要がないんだみャ」 トロ:「外から見た感じはもっとお部屋がいっぱいありそうでしたけどニャ…」 クロ:「左奥のデスクがフロントだから、チェックインを済ませてくるみャ」 トロ:「今回は最上階じゃなかったですニャ」 クロ:「それで良いんだみャ」 トロ:「えっ?」 クロ:「ではオープン!」 トロ:「お邪魔しますニャ〜」 トロ:「おぉ〜」 トロ:「おや? なんかホテルというよりオシャレなお家みたいですニャ」 クロ:「ハイそれ正解!」 クロ:「実はこのホテル、長期滞在向けの“高級アパートメントホテル”なんだみャ」 トロ:「それでお家っぽい感じがしたんですニャ。 でもなんとく雰囲気が違うのは分かるけど、普通のホテルと何が違うのニャ?」 クロ:「こっちを見たらスグに分かるみャ」 トロ:「えっ、どれどれ?」 トロ:「ありゃ お台所がありますニャ」 クロ:「“アパートメントホテル”は自炊ができるようにキッチンが備わってるんだみャ」 トロ:「確かに普通のホテルにはありませんニャ」 クロ:「そして今回もオレっちの大好きな“ネスプレッソ”が置いてあるみャ」 トロ:「コルマールのホテルのヤツとはちょっと違いますニャ」 クロ:「これは家庭向けに一般販売されてる“PIXIE C60TI”っていうマシンだみャ」 クロ:「オレっちの家にある“C250”と同じ“アルミカプセル”タイプだから、 余ったカプセルは持って帰って家で楽しめるみャ♪」 トロ:「カプセルは3つしかないけど余りますかニャ…」 クロ:「IH調理器は2口タイプだみャ」 トロ:「冷蔵庫はお家にあるような大きいタイプですニャ」 クロ:「長期滞在向けの部屋だから、ちゃんと食材をたくさん保存できるようにしてあるんだみャ」 トロ:「冷蔵庫の上の棚には“トースター”と“電気ポット”が入ってますニャ」 クロ:「もちろん“電子レンジ”も付いてるみャ」 トロ:「その上には“フライパン”や“お鍋”がありますニャ」 クロ:「“圧力釜”まで置いてあるみャ」 トロ:「お皿やグラスなどの“食器類”に…」 トロ:「ちゃんと“カトラリー”も揃ってますニャ」 クロ:「オマケに“食洗機”まで付いてるみャ♪」 トロ:「にゃんと!?」 クロ:「どうだ、普通のホテルとの違いが分かっただろ」 トロ:「これだけ揃ってれば本格的な料理が作れますニャ♪」 クロ:「じゃあ、この流れで部屋の中をチェックするみャ」 トロ:「了解ですニャ」 ※ 撮影し忘れましたが、 流し台の下には“包丁”“まな板”“食器を洗うスポンジ・洗剤”“食洗機用の洗剤”などが入ってました。 クロ:「この扉を開けると…」 トロ:「寝室ですニャ」 クロ:「キングサイズのベットが置いてあるみャ」 クロ:「壁一面が棚になってて、いっぱい物が置けるみャ」 トロ:「奥は“ドレッサー”になってますニャ」 クロ:「やっぱりあった“ipod”のドッキングステーション」 トロ:「世界中のホテルの標準装備ですニャ」 クロ:「あっちの引き戸は…」 クロ:「クローゼットだみャ」 トロ:「“アイロン”と“アイロン台”も入ってますニャ」 クロ:「引き出しもたくさん付いてるから、細かい仕分けもできるみャ」 クロ:「リビングダイニングの隣の扉は…」 トロ:「あれ? 何もないですニャ」 クロ:「たぶんスーツケースなんかを入れる物置だみャ」 トロ:「なるほど」 クロ:「その隣の扉は…」 トロ:「バスルームですニャ」 クロ:「今日はちゃんとバスタブがついてるみャ」 トロ:「ゆっくりお湯に浸かれるますニャ」 クロ:「水栓金具はお約束の“ハンスグローエ”だみャ」 トロ:「シャワーが2個付いてますニャ」 クロ:「“ハンドシャワー”と“レインシャワー”だみャ」 トロ:「ガラスの“ついたて”でお湯が飛び散らないようになってますニャ」 クロ:「シャワーカーテンに比べたら、断然コッチの方が快適だみャ」 トロ:「バスタブの向かいが洗面台ですニャ」 クロ:「どれどれアメニティーは…」 クロ:「南フランスのコスメブランド“ロクシタン”だみャ」 トロ:「あっ、なんか聞いたことがある会社ですニャ」 クロ:「日本でも人気のあるブランドだからみャ」 クロ:「それにしても“ロクシタン”の“ヴァーベナ”シリーズとは、日本のホテルみたいだみャ」 トロ:「えっ、どうしてなのニャ?」 クロ:「いろいろ理由はあるケド、日本人好みの柑橘系の香りだったり、見た目がオシャレなところと、 そして何よりフランスのコスメブランドの中ではリーズナブルな方だから、 アメニティーとして採用してる日本のホテルって結構多いんだみャ」 トロ:「へぇ〜 そうなのニャ」 トロ:「あのタオルに挟まれてるのは何ですかニャ?」 クロ:「あれは“バニティーキット”だみャ。中には“コットン”や“綿棒”が入ってるんだみャ」 トロ:「洗面台の下には“タオル類”と“スリッパ”がありますニャ」 クロ:「その下には体重計があるみャ」 トロ:「赤い網戸を開けたら、“洗濯機が2台”もありますニャ」 クロ:「いやいや、上は“乾燥機”で、下が“洗濯機”だみャ」 トロ:「見た目が似てるから間違えちゃいましたニャ…」 クロ:「こうして2台に分かれてると、効率よく大量の洗濯ができるから便利だみャ」 クロ:「バスルームの向かいにある扉は…」 トロ:「やっぱりトイレですニャ」 クロ:「これで部屋の中は全部チェックしたみャ」 クロ:「この扉を開けて…」 クロ:「外へ出れるというわけみャ」 トロ:「これはまた広い“バルコニー”ですニャ〜」 クロ:「正面に見えてる屋根は“パレ・ロワイヤル”だみャ」 トロ:「“パレ・ロワイヤル”?」 クロ:「また後で行くから、そのとき説明してやるみャ」 トロ:「ずっと一直線に続いてますニャ」 クロ:「ここからだと300mくらい先まで続いてるみャ」 トロ:「長い建物なんですニャ〜」 クロ:「それで あの丸い窓が付いてる建物は“コメディ・フランセーズ”っていうフランスの国立劇団の劇場だみャ」 トロ:「へぇ〜 だからあんなに大きいんですニャ」 クロ:「そしてバルコニーの角を曲がると…」 トロ:「にゃんと!? まだバルコニーが続いてますニャ」 クロ:「ちょっと離れてるケド…」 クロ:「あの建物が“ルーヴル美術館”だみャ」 トロ:「アレがあの有名な美術館なんですニャ」 クロ:「…っと言っても、 ここから見えてるのは“リシュリュー翼”の“ほんの一部”だから、 “ルーヴル美術館”全体からすると、“ほんのひとつまみ”にすぎないみャ」 トロ:「マジですか!? “ルーヴル美術館”ってそんなに大きいのニャ?」 クロ:「なんてたって展示物が38万点以上あるらしいからみャ」 トロ:「全部見るのにどれだけ時間が掛かるのかニャ…」 クロ:「また“ルーヴル美術館”にも行くから楽しみにしてるみャ」 トロ:「トロは“モナリザさん”に会ってみたいですニャ」 クロ:「それじゃ部屋の中へ戻るみャ」 トロ:「それにしても広いバルコニーですニャ」 クロ:「L字だからみャ」 トロ:「十分眺めは良かったと思うけど」 クロ:「ホントは“テアトル・フランセ広場”が見渡せる、お隣の“605号室”を希望したんだけど、 長期滞在の先客がいて諦めたんだみャ」 トロ:「でもこの見取図をみると、トロたちのお部屋って とっても良いお部屋みたいですニャ」 クロ:「このホテルは全室スイートルームなんだケド、 その中でもこの部屋は最上位の“ロイヤルスイートルーム”だみャ」 トロ:「マジですか!?」 クロ:「でも実は部屋の広さは他とあまり変わらなくて、広いバルコニーが付いてるのがポイントなんだみャ。 だからそう考えると、やっぱりお隣の部屋が良かったみャ…」 |
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